下地 イサム(しもじ いさむ)
1969年生まれ。沖縄県宮古島市平良出身。オリジナル曲の多くを宮古島の言葉(ミャークフツ)で、ブルース、レゲエ、フォルクローレなど多様な音楽にのせて歌うシンガーソングライター。
沖縄県立宮古高校を卒業し、18歳で上京。音楽とはまったく無縁の7年間の東京生活を経て、25歳で沖縄本島に戻る。サラリーマンをしながら30歳の時に転機が訪れ、シンガーソングライターになる。 現在は沖縄本島を拠点に、県外・海外でのライブ活動を行っている。
国際基督教大学(ICU)をはじめ、県内外の大学で特別講義を行った経験を持ち、ユネスコ指定の絶滅危惧言語である宮古言語を、誇りと自信をもって音楽として表現し、国内外へ届けている。
ソロ活動のほか、新良幸人と「THE SAKISHIMA meeting」、島袋優(BEGIN)と「シモブクレコード」としても活動し、岩崎宏美、夏川りみなど、多くのアーティストへの楽曲提供に加え、CMソングや社歌など、多様なシーンに向けた楽曲制作も手がけている。
コロナ禍にDTMを独学で学び、楽曲の内容に応じて生音とDTMを使い分けながら、トラックメイク、アレンジ、マスタリングまでを自身で手がける制作も行っている。2025年には、初の試みとして宮古民謡を題材にしたアルバム『COOLMIN~波音民謡 宮古編~』を主にDTMで制作。ささやくような歌唱と波音を重ね、伝統とデジタルが共鳴する作品となった。
2023年よりベーシスト・安田陽とともに「DTMオキナワ」の活動を開始。沖縄県内で学生向けのDTMコンテストを開催し、2025年の第2回大会では沖縄県知事が来場し高い評価を受ける。若い世代が自身の音楽を発表できる場を設け、新しい音楽の担い手が生まれる機会を創出している。子どもたちとのコラボレーションによるCMサウンドロゴの制作など、地域に根ざした活動も行っている。
【主な受賞・任命歴】2006年 第4回 宮良長包音楽賞・特別賞2007年 第10回 インターネット音楽祭「歌手ナビ」fm OSAKA賞2010年 宮古島大使に任命2019年 第11回 CDショップ大賞 沖縄ブロック賞(アルバム『GAFU』)2023年 文化庁長官表彰宮古島の言葉(ミャークフツ)による歌の創作・歌唱を通し、ミャークフツのプレステージ(威信)を向上させ、文化庁の危機言語・方言事業への協力など、ミャークフツの継承に尽力した功績が評価された。