逃げ場がほしい

 今日は市の図書館に行ってきました。

今までの自分なら絶対読まなかったであろう本を

手にとって帰ってきました。

帰り道もまったく違う道、

これまでに通ったことのない道から帰ってみようと、

あ、いや別に理由なんて何もないですけどね、

ただ単に、ちょっとした新しい風を入れたい!

今年はそんな年にしようと思っているんです。

ということで、

方角的には間違いなく家の方、

遠回りでもかまわないという思いで右折しました。

曲がったばかりは普通の道でした。

反対車線は車が渋滞しているなぁ。

逆方向でよかった。スーイスイだ。

ところが...

どんどん進むと、道がどんどん狭くなっていくんです。

しまいには、対向車とすれ違うこともままならなくなって、

袋小路にハマったような状況になってしまいました。

一方通行ではないので僕の方に落ち度があるわけではないのですが、

まるで一方通行を逆走してしまっているような空気が漂いはじめました。

この時間帯にこの道に入ってくるのはアウトでしょ。

なんで入ってきたの?

すれ違う車の運転手たちがそんな目で僕を見ているような気がしました。

バックすることもかなわず、

サイドミラーをたたみこみ、

車のドアを擦りそうになりながら、

少しずつ前進していきました。

しかしもうムリ...すれ違い不可能。

ちょっとずつバックして戻るしかないか。

バックミラーを見ると、

後ろにバイクがいました。


確か昔トラックの運転手をしていたとき、

横浜でもそんなことがあったっけ。

あの時は後続車の運転席から罵声を浴びせられたなぁ。

冷や汗といっしょに、いや~な記憶が蘇ってきました。

って、そんなこと思い出している場合じゃないだろ。

前に進むしかない。

人さまの車を傷つけることはできませんから、

左側のブロック塀にミリ単位まで車を寄せながら、

祈るような気持ちで前に、

ひるまず前に、

あ、ウソです、力いっぱいひるみながら前に進みました。

逃げ場のない状況で、一台、また一台と、

難関を突破していきます。

そしてやっと道幅が元に戻るところまでたどり着きました。

僕はやりました。

本当におめでとう!

新しい風なんて...

オチもなにもない話ですみません。

 

アルバム『No Refuge』の撮影風景です。


 

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