それは紙一重のバランスを保ちながら、 果てしないリスクを背負って浮いている。 その小さな口にひとたび波を飲み込んでしまえば、 底知れぬ深みへと沈んで行く。 どこまでも落ちて行く。 そして二度と浮き上がることはない。
地球環境、世界秩序。 世界経済までもが空き瓶にならないことを祈ろう。
ただ一つだけ我々に出来ることは、 波風が立って凪が崩れないように、 知恵を絞り合って空き瓶を浮かし続けること。 その知恵の力と可能性が、 我々人類にだけは与えられていることも確かだ。