75歳になる僕の父は、 今も現役で魚を捕る。 夕方にたった一人で船を出し、海に出る。 暗い海の上を魚たちと格闘して、 夜11時頃に家に帰る。 リアル老人と海。(笑) そして自分で捕った魚を自分でさばく。
養っているのは今はもうヤギだけだけれど、 毎日せっせと彼らにあげる草を刈りに行く。 雨の降る日も風の吹く日も台風の日も。 この責任感のようなものが、 父の元気の源かもしれない。 それは日常のルーティーンの継続。 継続という文字が父の背中には書いてある。 いつまでもその背中を見ていたいものだ。