東京北区の下町、都電が走る線路のすぐ近くに、
ロフト付きの2階建て木造アパートがありました。
そのロフトの小さな天窓から、
お風呂屋さんの煙突やクリーニング屋さんの看板が見え、
そのすき間から、遠くにそびえ建つサンシャイン60が
見えていました。
小さな窓の外に広がるその景色を見るのが、僕は大好きでした。
月夜の晩は、サンシャイン60の上に満月が浮かび、
月明かりに負けじと輝くサンシャインの夜景が、
下町の家々の窓という窓に降り注いでいました。
26年前の話です。
そしてそのサンシャインビルの隣にあるプリンスホテルの窓から、
あの頃住んでいた僕のアパートの方角を見て(どこにあるか探せませんが)、
今、新しい曲を書いています。
いい曲がかけるかどうかは別にして(笑)、
こんなセンチメンタルな気分に浸りながら曲を書くなんて...
東京の街がすすり泣いてるぜ。
みなさん、明日サンシャインシティで待ってますよー。