夏の終わりは普通の日

夏も夏休みもそろそろ終わろうとしています。線香花火さえしていないのに。
オリンピックも甲子園も豊年祭も終わりました。
一気に訪れた何もかもが、一気に去って行くような感じがして寂しいです。
始まりはいつも終わり付きですから、また来年!また4年後!さようなら。
でもいつものルーティーンをこなしていたおかげで、なんとなく立ち直りが早いような気がしています。かなり長いロープで結びつけられた船の碇を常に下ろしておくような感じでしょうか。潮の流れに乗って自由に旅をしているように見えて、実は元いた場所にいつでもすぐに戻れるように自分をつなぎ止めておくのです。もし完全に碇を上げていたら、もうどこまでも流されて戻って来れなかったかもしれません。ああ落胆の少ない日常で良かった(笑)。真の自由とはもしかしたら碇のロープを切ってしまうことなのかもしれませんが、そんな勇気はありません。
4年間(いやもっとその前から)練習を積み重ねて来た選手が念願の金メダルを取って、しばらくは至福の余韻に浸って休むのかと思いきや、次の4年後に向かってまたすぐに練習を始めるという話に感動しました。まさにアンカーのロープを自分でたぐって、練習の日常に戻ろうとしている。すごいですね。
アンカーはゴールするが、そこはスタート地点でもあるということか。
なるほど!

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