曲を作る時にも文章を書く時にも思うのですが、
そこに向かうまでは、書けないという感覚があるのです。
ネガティブというようなものではありません。
どこか自分の限界線を自分で勝手に決めてしまっているようなところです。
でもいざ向かってみると、出来の良し悪しは別にして、
意外と出来てしまうものです。
文章を書き始めるまでは本当に何も浮かんでいないし、
浮かんで来るような予感もないのですが、
とにかく何でもいいから一行だけ書いてみます。
するとそれに続く言葉が出てきて、そのうちにぼんやりと
ストーリー浮かんできて、筆が進む、いえ、キーパンチが
進むようになります。
なんか自分が小説家のような言いぶりですが(笑)、
あくまでもちょっとした文章を書く時の話です。大袈裟ですみません。
曲を作る時もそうですね。全く作れる気がしないまま、
それでもとりあえず向かってみます。
するとちょっとしたフレーズからそれに続くフレーズが導き出されて、
だんだんと曲の構成が形作られていきます。
つまり、とりあえず向かってみることが大事なんですよね。
当たり前のことですが、向かわないことには何も生まれませんから(笑)。
向かってみることによって、自分の中に眠っていた何かが芽を出す、
そんな感じです。
今僕は英語の小説を読んでいます。
はじめは読めるはずもないと思って取りかかったのですが、
単語や熟語の意味を調べるのに奮闘しているうちに、
少しずつ読めるかもしれないと思うようになり、
今は絶対に読める、内容を全部理解したい!
きっと理解出来る日が来る!と信じるようになりました。
1ページ進むのもやっとですが、着実に進んでいることには
間違いありません(笑)。
そんなこと出来るはずもないという思いを持ちながらでも、
まずは向かってみたのが良かったと思っています。
今は単語を調べるのと覚えるのが楽しくて仕方がありません。
今から取りかかることが無理難題かどうかは、
やってみてから判断しても遅くはないかもしれませんね。